「カウンセリングが「お金の無駄」って噂は本当?」
「せっかくお金を払ったのに、効果が感じられなかったら嫌だな…」
カウンセリングを受けてみたい気持ちはあるものの「受けるだけお金の無駄」といった噂を耳にし、お金をかけるべきか悩んでいる人は多いですよね。
何も調べずにカウンセリングを利用しては、効果が得られず「せっかくお金を払ったのに…」と後悔しかねません。
そこで、本記事では口コミも交え、カウンセリングが「お金の無駄」と言われる理由を解説します。カウンセリングを利用すべき人の特徴やお金を無駄にせず利用する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 「受け身」でのカウンセリングはお金の無駄になる
- 薬物療法で改善しない人はカウンセリングを利用すべき
- 気軽に試したい人は無料カウンセリングがおすすめ
カウンセリングはお金の無駄なのか
結論、次のような状態で受けては、カウンセリングがお金の無駄になる可能性が高いです。
- 抱えている悩みや問題が不明瞭
- 「カウンセリングさえ受ければ…」といった受け身の姿勢
- 事前にカウンセラーとの相性を確認していない
- すぐにカウンセリングの効果を求める
- 継続的に通わない
カウンセリングは、アドバイスをもらう場ではなく、自分で解決策を見つけるための「サポート」をしてもらう場所です。
カウンセラーに全てを委ねるような受け身の姿勢では、なかなか効果が現れません。また、カウンセリングは即効性がないため、継続して受けることが大切です。
カウンセリングの本質を理解して利用すれば、「お金の無駄」になることなく、悩みの解消に繋がる可能性が高まります。
カウンセリングが「お金の無駄」と感じられる理由
先ほど触れた通り、カウンセリングは相談者の「受け方」によっては、お金の無駄になる場合があります。
そこで、ここからはカウンセリングが「お金の無駄」と感じられる理由を、3つにまとめて紹介します。
- 費用が高額
- 効果が感じられない
- 症状が悪化する可能性がある
理由1:費用が高額
料金が高すぎ
引用:Googleマップ
カウンセリングは、費用が高額であることから、お金の無駄と感じる人が多くいます。
一般的に、カウンセリングにかかる費用は、1回あたり数千円から1万円程度です。しかし、カウンセリングは継続することで効果が高まるため、複数回の受講によって費用負担が大きくなることがあります。
また、カウンセリングは、支払ったお金に対してすぐに目に見える効果は期待できません。カウンセリングの結果が現れるまでには、時間がかかることがあります。
そのため、長期間にわたる高額な支払いに反して、すぐに効果が現れないことで逆に精神的な負担になりやすいのです。
これらの理由により、高額な費用負担が「お金の無駄」と感じられています。
理由2:効果が感じられない
うーん。。
あまり明確な答えがです、問題が解決しませんでした
自分で本読んで勉強していこうと思います。
引用:Googleマップ
カウンセリングは、効果が感じられなかった場合に、お金の無駄だと判断されることがあります。
多くの人は、カウンセリングを受けるとすぐに悩みが解決すると考えがちです。しかし、悩みの深さや心の状態によっては、成果が現れるまでに多くの時間を要します。
また、カウンセリングを受け身の姿勢で受ける人は、期待外れに感じてしまうことがあります。カウンセリングは、解決方法を「教える」のではなく、問題解決の「サポート」を行うものです。
カウンセリングに即効性や解決策を期待している人は、効果が感じられず、お金の無駄だと感じてしまいます。
理由3:症状が悪化する可能性がある
高圧的で全然カウンセリングなりません。
なにか質問に答える度に、いちいち無駄にトゲのある
言い方をされます。何度もイラッとしましたが
我慢しました。まず患者に対する態度ではありません。
ほかの病院を受診することを強くお勧めします。
引用:Googleマップ
カウンセラーとの相性が悪く、信頼関係が築けない場合、症状が悪化してお金の無駄になる可能性があります。
カウンセリングにおいて、自分に合ったカウンセラーを探すことは非常に重要です。カウンセラー選びに失敗すると、高圧的に感じたり、話が噛み合わずにストレスを感じてしまいます。
期待通りに話が進まないと、無力感や自己嫌悪を感じ、その結果として症状が悪化してしまいます。
お金を払ってカウンセリングを受けても、症状が悪化してはお金の無駄と判断されるでしょう。
お金を払いカウンセリングを利用すべき人の特徴
ここからは、どんな人がカウンセリングを利用すべきなのか、その特徴を、3つにまとめて紹介します。
- 精神疾患や心の問題を抱えている
- 対人関係が苦手
- 自己肯定感が低い
特徴1:精神疾患や心の問題を抱えている
精神疾患や心の問題を抱えている場合は、カウンセリングの利用をおすすめします。
精神疾患や心の問題は、薬物療法や休養だけでは改善が難しいことが多く、根本的な解決には限界があります。
特に、環境や性格の癖、過去のトラウマが原因となるケースでは、ひとりで抱え込んでいても解決には繋がりません。
カウンセリングで自分の内面や考え方を理解することで、根本的な原因に向き合い、改善の糸口が見つかる可能性があります。
単なる薬物療法では不十分な場合は、お金を払ってでもカウンセリングを利用しましょう。
特徴2:対人関係が苦手
カウンセリングは、対人関係が苦手で悩みを他人に相談できない人にも、おすすめです。
人とのコミュニケーションが苦手な人は、他人との関係がうまく築けないことに悩んでいる可能性があります。しかし、身近な人に悩みを打ち明けられないと、一人で抱えこみ、さらに問題が悪化してしまいます。
対人関係が苦手な人こそ、カウンセリングを利用して、人に話を聞いてもらうようにしましょう。
特徴3:自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、カウンセリングを受けると効果が得られる可能性があります。
自己肯定感とは、他者と比較するのではなく、自分自身を尊重し肯定する気持ちのことです。
自己肯定感が低いと、他人と自分を比較して劣等感を感じやすく、マイナス思考に陥りがちです。
カウンセリングの利用は、ありのままの自分を認める感覚を取り戻し、自信を築く一歩を踏み出せるきっかけになります。
お金を無駄にせずカウンセリングを試す方法
カウンセリングをお金の無駄にしないために、無料の心理カウンセリングを利用する方法があります。
非営利団体、研究機関などには、無料でカウンセリングを利用できるサービスがあります。
無料のカウンセリングであれば、費用を気にせず、内容が自分に合うかどうか気軽に見極めることが可能です。
まずは、このような無料のサービスを利用して、自分に合ったカウンセリングを見つけてみましょう。
おすすめの無料カウンセリング3選
先ほど触れた通り、無料カウンセリングの利用によって、お金の無駄になる心配が解消されます。
そこで、ここからは無料で受けられるおすすめの心理カウンセリングを、厳選して3つ紹介します。
- よりそいホットライン
- 生きづらびっと
- あなたのいばしょ
よりそいホットライン
よりそいホットラインは、厚生労働省の支援を受けた24時間365日利用できる無料の電話相談サービスです。
生活に関する困りごとやDV、いじめ、心の悩み、自殺念慮といったさまざまな問題に直面する方々をサポートしています。
全国どこからでも、匿名で利用が可能です。また、多言語対応もしており、英語や中国語、韓国語での相談もできます。
また、一般社団法人社会的包摂サポートセンターによって運営され、専門的な知識を持つ相談員が対応するため安心です。
通話料も無料のフリーダイヤルで、携帯電話や公衆電話からも気軽にアクセスできるため、大変心強いサービスです。
サービス名 | よりそいホットライン |
運営団体 | 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター |
カウンセリング方法 | 電話、FAX、チャット、SNS |
相談時間 | 24時間対応 |
電話番号 | 0120-279-338 ※岩手/宮城/福島から連絡する場合:0120-279-226 |
特徴 | ・24時間365日対応 ・全国どこからでも利用可能 ・匿名で相談可能 ・多言語対応(英語、中国語、韓国語など) ・完全無料 |
生きづらびっと
生きづらびっとは、厚生労働省の補助事業として、NPO法人自殺対策支援センターライフリンクが運営するSNS相談サービスです。
このサービスは、「死にたい」「消えたい」と感じる人々に向けて、安心して心の内を語れる場を提供することを目的としています。
匿名で相談できるため、気軽に利用しやすい点が魅力です。
また、さまざまな分野の専門家や地域の支援拠点と連携しており、特に20代以下の利用者が多く、子どもや若者の自殺問題に対応しています。
無料で利用できますが、通信費は利用者の負担です。生きづらびっとは、つらい気持ちを抱える人に寄り添い、「生きることの包括的な支援」を目指しています。
サービス名 | 生きづらびっと |
運営団体 | NPO法人 自殺対策支援センターライフリンク |
カウンセリング方法 | LINE、フェイスブック、WEB |
相談時間 | 8〜22時30分(22時まで受付) |
特徴 | ・3種類の相談方法がある ・全国どこからでも利用可能 ・匿名で相談可能 ・完全無料(通信費は自己負担) ・電話相談を希望する場合は、同じ団体が運営する「#いのちSOS」へ連絡可能です。 |
KOKOROBO-J
KOKOROBO-Jは、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)などによって開発された、全世代に対応した遠隔メンタルヘルスケアシステムです。
このサービスの目的は、メンタルヘルスのケアを身近に感じられる社会を実現し、個人の心の健康を向上させることにあります。
KOKOROBO-Jは、児童から成人まで幅広い年齢層を対象としており、メンタル不調の予防や早期発見、医療機関への紹介を行います。
オンラインシステムにより、いつでもどこでも利用できる利便性が特徴です。ストレスセルフチェックやAIチャットボット、オンライン相談など、さまざまなサービスを提供しています。
基本的に無料で利用できるものの、現在は特定の地域に限られており、利用範囲の拡大が進められています。
サービス名 | KOKOROBO-J |
運営団体 | 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター |
カウンセリング方法 | オンライン相談、SNS相談、AIチャット |
相談時間 | 24時間対応 ※オンライン相談は予約の空き状況による |
特徴 | ・対象者:東京都、仙台市、郡山市、川口市、所沢市、千葉市、銚子市、横浜市、静岡市、名古屋市、豊田市、新城市、京都市、米子市、福岡市に在住あるいは通勤、通学している方のみ ・KOKOROBO中学生は、モデル地域で教育委員会と連携して検証中 |
なお、下の記事でパニック障害に関する無料の心理カウンセリングを紹介していますので、あわせて参考にしてください。
まとめ
この記事では、カウンセリングがお金の無駄だと感じる理由について、体験談や口コミをもとに解説しました。
そのなかで、お金を払ってでもカウンセリングを利用すべき人の特徴も紹介しました。無料で受けられるカウンセリングもあるため、症状が悪化する前に気軽に相談してみてはいかがでしょうか。