「カウンセリングって本当に効果があるのかな?」
「カウンセリングを受けるとどんな効果が得られるの?」
「実際にカウンセリングを受けた人が効果を感じているのか気になる…」
カウンセリングを利用して悩みを聞いてもらいたいと考える方は多いですよね。ただ実際に、カウンセリングでどんな効果が期待できるか、イメージが湧かない方もいるはず。
カウンセリングは専門的な経験・知識を持つカウンセラーに、自分の現状を聞いてもらいアドバイスをもらう相談方法です。カウンセリングで得られる効果がわかっていると、相談後の姿をイメージしてカウンセリングが受けられます。
そこで本記事では、体験談も交えカウンセリングで得られる効果を解説します。カウンセリングを受ける際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- カウンセリングでストレス症状の緩和や自分の長所・短所の整理などの効果が期待できる
- カウンセリングで感情が整理できた人や薬物療法に頼らずに済んだ人が多く見られる
- カウンセリングが逆効果になる場合もある
カウンセリングで得られる5つの効果
さっそく、カウンセリングで得られる効果を、5つにまとめて紹介します。
- ストレス症状が緩和できる
- 抱えている悩みを共感してもらえる
- 自分の長所・短所が整理できる
- コミュニケーション能力が向上できる
- 感情をコントロールする力が身に付く
効果1:ストレス症状が緩和できる
カウンセリングを受けると、ストレス症状が緩和できます。
ストレスを抱えていると、身体に異常が出やすいです。身体に異常が出ると快適に過ごせず、さらにストレスを抱えてしまう悪循環に繋がります。
カウンセラーに話を聞いてもらって悩みが解消できると、身体に出た異常も解消できます。抱えている悩みが原因で身体の不調を感じる人は、カウンセリングを受けましょう。
悩みは解決できなくても、カウンセリングのなかでストレスケアの方法が見つけられると、ストレスが自己解決できるようになります。
効果2:抱えている悩みを共感してもらえる
カウンセリングを通じて、第三者に抱えている悩みを共感してもらえます。
悩みを周りに理解してもらえないと、大きなストレスを感じやすいです。カウンセラーはどんな悩みでも話を聞いてくれ、共感したうえでアドバイスを提案してくれます。
悩みを解消するのが理想ですが、悩みに共感してくれる人が周りにいるだけでも安心して日常が過ごせます。1回の相談で悩みを解消しようとせず、まずは気持ちを楽にすることを目的としてカウンセリングを利用しましょう。
効果3:自分の長所・短所が整理できる
カウンセラーと話をしていると、自分の長所・短所が整理できます。
抱えている悩みをカウンセラーに話す際に、言葉にする前に頭の中で状況を整理しようとします。状況を整理して自己分析すると、自分の長所・短所が見つけやすいです。
意識的に自分の長所・短所を理解しようとする必要はありません。自分で長所・短所に気づけなくても、カウンセラーが長所・短所を伝えてくれます。
自己分析が苦手な人は、深刻な悩みを抱えていない状況でも一度カウンセリングを受けましょう。
効果4:コミュニケーション能力が向上できる
カウンセリングを受けると、コミュニケーション能力が向上できます。
コミュニケーション能力に苦手意識を持つ人や、コミュニケーション能力が原因で人間関係がうまく作れていない人が多いです。
カウンセリングを利用すると、カウンセラーからもらうアドバイスを通じて、正しい人間関係の作り方が学べます。適切なコミュニケーションの取り方がわかるだけでも自己肯定感が上がるため、悩みに対して前向きに行動しやすくなります。
カウンセラーは相談者がうまく話せないことも考慮してアドバイスをくれるため、無理にうまく話そうとする必要はありません。
コミュニケーションに苦手意識がある人でも、リラックスして気軽に相談してみましょう。
効果5:感情をコントロールする力が身に付く
カウンセリングを受けると、感情をコントロールする力が身に付きます。
カウンセラーに相談して自分の長所・短所が理解できると、自分を客観視しやすくなります。第三者からのアドバイスがないと、自分を客観視する能力はなかなか身に付きません。
自分の現状を客観視でき、人間関係をうまく作るコツがわかると、感情がコントロールしやすくなります。感情がコントロールできると、ストレスを抱えにくいメンタルも作れます。
感情がコントロールできるようになりたい人にも、カウンセリングはおすすめです。
カウンセリングで効果を感じた人の体験談
カウンセリングで得られる効果がわかっていても、カウンセリングを受けて悩みが解消できるか不安に感じている人も多いです。
そこでここからは、実際にカウンセリングを受け、効果を感じた人の体験談を3つ紹介します。
- 感情が整理できた
- 薬物療法に頼らなくても済むようになった
- 悩みの原因を教えてもらえた
体験談を踏まえ、カウンセリングサービスを利用するか決めましょう。
体験談1:感情が整理できた
渡邉さんに相談して本当によかったです。あの短時間で私のまとまりのない話を理解して下さり、プロフェッショナルな観点からまとめて的確に分析して下さいました。
自分の感情と向き合うことは自分ではすごく難しい時があります。自分では出口を見つけられないからです。しかし、渡邉さんのお力を借りると「そういう事だったんだ」と、感情が整理されて、納得することができました。答えが出なくてもぐちゃぐちゃだった感情が整理され、少しずつ理解が出来るとすごく楽になれました。引用:うららか相談室
カウンセリングを利用すると、感情が整理しやすいです。プロの視点から相談者の状況を分析してくれ、自分では見つけられない「感情の気づき」を教えてくれます。
感情の整理が苦手な人でも、カウンセラーに相談すれば自分の感情の理解が進められます。
体験談2:薬物療法に頼らなくても済むようになった
22歳の時から心療内科に通院されており、18年間、薬物療法で症状を和らげていましたが、薬物療法は根本治療ではない事を知り、今回当院への通院を決意されました。
発症してから長い年月が経ち、本人は初回カウンセリング時にこれまで辛かった日々を思い出し、号泣されていたのが今でも印象に残っています。当院から出る課題をしっかり遂行されていたので、症状の克服も早かったのだと思います。もう今は完治目前です!卒業間近ということで治療経過を掲載させていただける事になりました。
なかには、カウンセリングを利用して薬物療法をやめた人もいます。
薬物療法は悩みがきっかけの心と身体の不調を薬物で緩和する方法です。根本的に悩みを解消し、自分を変える方法ではありません。
薬物療法をやめてカウンセリングを始めてから、根本的な悩みが解消でき、カウンセリングや精神科から卒業できたと回答する人が多いです。
体験談3:悩みの原因を教えてもらえた
いろんな子育ての本を読んでは「~しなさいと言うのはやめよう」と固く心に誓うのですが、気づいたらまた「~しなさい」と言ってしまう。私なりに子どもを愛しているし、優しく接してあげたいと思うのに何で私はそうやってしまうのか、何とかしたいと思いカウンセリングを受けました。
カウンセリングを受けていろいろ話すなかで、私の母が私にしていたことと全く同じことをしているということに気づきびっくりしました。
「あんなお母さんにはなりたくない、自分が大人になったら絶対優しくて穏やかなお母さんになる」とそういえば子どもの頃思っていたことも思い出しました。
私は自分と子どもの問題だと思っていたのですが、実は私が母を許していない、母との問題だったことに気づきました。引用:NPOワンネス
カウンセラーから悩みの原因から教えてもらえるため、カウンセリングは悩みの原因がわからずに困っている人にもおすすめです。
なぜ悩んでいるのかわかっている人でも、根本的な原因が把握できていない人もいます。カウンセラーなら専門家の視点で悩みの根本的な原因を分析し、相談者に共有してくれます。
専門的な視点を持つカウンセラーと話し合って、正しい悩みの原因を特定しましょう。
おさえておきたいカウンセリングの注意点
ここからは、受ける前におさえておきたいカウンセリングを利用する際の注意点を、2つにまとめて紹介します。
- 逆効果になる場合もある
- 「お金の無駄」だと感じる人もいる
注意点1:逆効果になる場合もある
カウンセリングが逆効果になる場合もあります。
カウンセリングで悩みに正面から向き合うため、カウンセリング後に落ち込んだり、苦しんだりする人も多いです。また親に無理やりカウンセリングに連れていかれた場合、かえって不信感を強めます。
カウンセリングを受ける際は、本人がカウンセリングを受ける前向きな姿勢が求められます。カウンセリングの効果的な受け方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
注意点2:なかには「お金の無駄」だと感じる人もいる
カウンセリングを利用した結果、「お金の無駄」だと感じる人もいます。カウンセリングに過度な期待をして、想像していたほどの効果がなかったために無駄な時間・コストをかけたと落ち込む人もいます。
カウンセリングは1回相談してすぐに効果が得られる方法ではありません。繰り返し相談して悩みを解消する方法なので、時間をかけて悩みに向き合うつもりでカウンセリングを利用しましょう。
カウンセリングがお金の無駄なのかについてより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
カウンセリングはどんな人が活用すべき?
なかには、カウンセリングを利用すべきか悩んでいる人もいますよね。
そこでここからは、カウンセリングを活用すべき人の特徴を、3つにまとめて紹介します。
- 効果を信用している人
- ある程度状況を整理できる人
- 経済的に問題がない人
特徴1:効果を信用している人
カウンセリングは効果を信用している人が利用するのをおすすめします。
アドバイス通りに行動して状況がよくなる保証はありません。料金を支払ってカウンセリングを利用すると、アドバイス通りに行動して効果が得られなかった場合に、無駄なお金をかけたと後悔します。
カウンセリングの効果を信用していないと、カウンセラーのアドバイスを素直に受け止められません。カウンセリングには確実性がありませんが、自発的な姿勢でカウンセリングを受けたほうが効果が実感しやすいです。
悩みを抱えた影響で不信感を持つ人もいますが、カウンセリングを受けるなら、まずはカウンセラーを信じましょう。
特徴2:ある程度状況を整理できる人
カウンセリングはある程度状況を整理できる人が利用しましょう。
カウンセラーは相談者から聞いた状況を整理して、適切なアドバイスを提案してくれます。状況が整理できていないと正しい情報が伝えられず、提案されるアドバイスも正確な内容ではなくなります。
物事を整理してうまく話せないほど状態が深刻化している場合、カウンセラーに相談するより休息を優先しましょう。休息期間を取って、ある程度話せる状態になってからカウンセラーに相談してください。
特徴3:経済的に問題がない人
カウンセリングは、経済的に問題がない人におすすめします。
カウンセリングは保険が適用されず、1回の相談で約1万円の費用がかかります。表面上は話を聞いてアドバイスするだけで医療行為に該当しないため、保険が適用されません。
お金に余裕があるなら、費用を気にせず相談しやすいです。お金に余裕がないなら、無料カウンセリングも検討しましょう。
無料カウンセリングは費用をかけずにカウンセラーに悩みが相談できるサービスです。主にオンラインカウンセリングの無料相談できるサービスが広がっています。
資格を持ったカウンセラーが相談に乗ってくれるため、金銭面でカウンセリングしづらいと考えている人は、無料カウンセリングから利用しましょう。
なお、次の記事では無料で受けられるおすすめの心理カウンセリングを紹介しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
今回はカウンセリングで得られる効果や、カウンセリングの体験談などを解説しました。
カウンセリングを受けると、ストレス症状の緩和や自分の長所・短所の整理などの効果が期待できます。実際カウンセリングを受けて、感情が整理できた人や薬物療法に頼らずに済んだ人が多く見られます。
一方でカウンセリングでかえってメンタルが悪くなる場合もあります。また料金が高くて相談しづらいと考える人も多いです。
ただしカウンセリングには無料で相談できるサービスもあるため、相談先を慎重に選べば、料金を気にせずカウンセラーに相談できます。
深刻な悩みに苦しんでいるなら、薬物療法に頼らず、自分に合う方法でカウンセリングを受けて根本的な問題の解決を目指しましょう。