カウンセラーの選び方!自分にあうカウンセリングの探し方も紹介

カウンセラーの選び方!自分にあうカウンセリングの探し方も紹介

心理カウンセリングを受けたいけれど、どうやって選べばいいんだろう?
資格を持つカウンセラーがいるところを選ぶのがいいよね…
初めてだから信頼できるところがいいな…

心理カウンセリングを受けたいものの、どこを選べばいいのかわからない方は多いですよね。

特徴や評判などを調べずにカウンセリング先を選んでしまうと「こんなはずじゃなかった…」と後悔しかねません。

そこで、今回は心理カウンセラーとカウンセリングそれぞれの選び方を紹介します。カウンセリングの探し方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • カウンセリング先は通いやすさが重要
  • カウンセラーは資格保有者を選ぶ
  • 自分に合ったカウンセリングを見つけることが大切
目次

失敗しない心理カウンセリングの選び方

はじめに、心理カウンセリングの選び方を、3つのポイントにまとめて紹介します。

  • 無理なく通えるか
  • 対面かオンラインか
  • 利用者からの評判は良いか

ポイント1:無理なく通えるか

カウンセリング先は、アクセスが良く予約の取りやすいところがおすすめです。

アクセスが悪い、受けたい時に予約できないとなると、途中でカウンセリングに通うのをやめてしまう可能性があります。

また、カウンセリング料金も重要なポイントです。カウンセリングは数週間、数か月と通う場合があるため、金銭的にも無理のないカウンセリング先でなくてはなりません。

適切な頻度で受けるためにも、通いやすいカウンセリング先を選びましょう。

なお、下の記事では費用が安い・無料のおすすめカウンセリングを紹介しているので、あわせて参考にしてください。

ポイント2:対面かオンラインか

対面かオンラインかも注意したいポイントです。

対面カウンセリングとオンラインカウンセリングは、それぞれ特徴が異なります。

スクロールできます
メリットデメリット
対面・気持ちを汲み取ってもらいやすい
・自然なコミュニケーションを取りやすい
・カウンセリングルームに行く手間がかかる
・交通費がかかる
オンライン・好きな場所で受けられる
・交通費がかからない
・ネット環境やカメラ付き端末が必要な場合がある
・対面よりも気持ちを読み取りづらい可能性がある

対面カウンセリングのメリットは、細かい表情やしぐさなどから、心の状態を読み取ってもらいやすいという点です。しかし、カウンセリングルームまで足を運ぶという手間がかかります。

対して、オンラインカウンセリングは自宅などの好きな場所から受けることが可能です。しかし、場合によってはネット環境やカメラ付き端末を用意しなくてはいけません。

オンラインカウンセリングにはビデオカウンセリングをはじめ、電話やメールで行うことも可能です。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったカウンセリング方法を選びましょう。

なお、対面・オンラインそれぞれのおすすめカウンセリングを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ポイント3:利用者からの評判は良いか

実際に利用した人の評判や口コミは、カウンセリング先を選ぶ際に重要な判断材料となります。

ホームページなどの情報を見て良いと思っても、実際に受けたら全然違ったということは少なくありません。カウンセリングを受けた際のギャップを生まないためにも、事前に利用者からの評判を確認するのがおすすめです。

カウンセリング先の評判や口コミは、Google検索時の画面やSNSで探すことができます。

カウンセリング内容やカウンセラーに対する評判が悪いところは、適切な対応をしてもらえない可能性があるため、避けた方が良いでしょう。

自分にあう心理カウンセラーの選び方

ここからは、心理カウンセラーの選び方を、3つにまとめて紹介します。

  • 資格の保有者か
  • 悩みに対応してくれるか
  • 安心して相談できるカウンセラーか

選び方1:資格の保有者か

カウンセラーは、資格の保有者を選びましょう。

心理カウンセリングでは、相談者の悩みや状況に応じて心理療法を行う場合もあります。心理療法は、相談者の感情や認知に影響を及ぼす可能性があるため、専門的な知識を持つカウンセラーに任せるのがおすすめです。

カウンセラーの資格として代表的なものは、臨床心理士公認心理士認定心理士などがあります。

臨床心理士・指定大学院の卒業義務がある
・5年ごとの資格の再認定が必要
・専門性の高い知識を持つ
公認心理士・心理系資格の国家資格
・福祉や教育など幅広い分野について学ぶ
認定心理士取得のために指定科目の受講や指定単位数の取得義務がある

臨床心理士は資格を保有するために、指定大学院の卒業や5年ごとの資格の再認定などの厳しい条件があります。公認心理士は、数少ない心理系資格の国家資格です。

資格取得が難しい臨床心理士や公認心理士は特に信頼度の高い資格と言えます。カウンセラー選びで迷ったら臨床心理士や公認心理士の資格保有者を選びましょう。

選び方2:悩みに対応してくれるか

カウンセラーが自分の悩みに合っているかも注意したいポイントです。

カウンセラーの中には、うつやパニック障害のような心の病気の相談が得意な人もいれば、親子関係や夫婦間の悩みの経験が豊富な人もいます。

自分の相談したい悩みを得意とするカウンセラーを選ぶことでより的確な対処法やアドバイスを受けることが可能です。

カウンセラーの得意分野は、ホームページのプロフィール欄に記載されていることが多いため、確認しておきましょう。

選び方3:安心して相談できるカウンセラーか

安心して相談できるカウンセラーかどうかも重要なポイントです。

どれほど知識が豊富なカウンセラーでも、相性が悪いとカウンセリングの効果が半減する可能性があります。会ったときに「フィーリングが合わない」「もう会いたくないな」と感じるようなら、別のカウンセラーを探しましょう。

余計なストレスを抱えては逆効果なので、無理のない範囲で相性の良いカウンセラーを見つけることが大切です。

条件にあう心理カウンセリングの探し方

心理カウンセリングは、専用の検索サイトで探すのがおすすめです。

地域や悩みなどの条件で絞って検索できるため、自分に合った心理カウンセリングを簡単に探せます。使いやすい検索サイトは、以下の2つです。

サービス名特徴
一般社団法人 日本臨床心理会
「臨床心理士に出会うには」
・臨床心理士を探せる
・相談内容や年齢など細かく指定できる
NPO法人 日本臨床心理カウンセリング協会
「カウンセラー検索ナビ」
・臨床心理士を探せる
・対面やビデオなど、カウンセリング方法から選ぶことができる
・おためし体験可能なカウンセラーが在籍している

また、気になるカウンセリング先を見つけたら、ホームページを確認しましょう。

多くの場合、ホームページ内にカウンセリングについての詳細が記載されています。料金やカウンセリング方法、相談可能な悩みなどを確認し、自分に合ったカウンセリングかを見極めましょう。

このタイミングで、見つけたカウンセリング先の口コミや評判を調べておくのがおすすめです。

心理カウンセリングが必要な人の特徴

誰にも相談できない悩みがある人は、心理カウンセリングが必要だといえます。

心理カウンセリングは、何かしらの症状や精神疾患のある人が行くものと思っている人が多いかもしれません。しかし、夫婦関係や職場の人間関係など、日常生活での悩みも相談可能です。

デリケートな悩みを周囲に相談するのは、少しハードルが高いですよね。しかし、長い期間一人で悩み続けていると、うつ病やパニック障害を引き起こしかねません。

カウンセラーは、専門的な知識を持った相談のプロです。話しづらい悩みでも安心して相談できます。心身に影響が出る前に対応することが大切です。

心理カウンセリングを受ける手順

ここからは、心理カウンセリングを受ける手順を、4つのステップにまとめて紹介します。

  • ステップ1:カウンセリング先を決める
  • ステップ2:カウンセリングの予約をする
  • ステップ3:必要に応じて準備する
  • ステップ4:カウンセリングを受ける

ステップ1:カウンセリング先を決める

まずはじめに、カウンセリング先を決めましょう。

冒頭で紹介した選び方を参考に、自分に合ったカウンセリング先を探します。カウンセラーを選べる場合は、このタイミングで決めておきましょう。

ステップ2:カウンセリングの予約をする

カウンセリング先が決まったら、日程予約を行います。

カウンセリングにかかる時間は場所によって異なります。カウンセリング先の面談時間に合わせて、余裕をもって予約しましょう。

ステップ3:必要に応じて準備する

カウンセリングに必要なものを事前に準備しておきましょう。

対面カウンセリングをする際は、基本的に必要なものはありませんが、うまく話せるか不安という方は、伝えたいことをまとめたメモを用意しておくのがおすすめです。

ビデオカウンセリングを行う際は、カメラ付き端末を用意します。スムーズなコミュニケーションをとるため、ネット環境を整えておくことも大切です。

専用アプリのインストールや設定がある場合は、あらかじめ準備しておきましょう。

なお、カウンセリングの効果は受け方次第で大きく変わります。カウンセリング効果を高める具体的な方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ステップ4:カウンセリングを受ける

予約当日になったら、実際にカウンセリングを受けます。もし聞きたいことや話したいことがあれば、遠慮なくカウンセラーに伝えましょう。

はじめは緊張するかもしれませんが、うまく話せなくても大丈夫です。

心理カウンセリングによくある質問

最後に、心理カウンセリングによくある質問へまとめて回答します。

  • カウンセリングではどんなことをするの?
  • カウンセリングと治療の違いは?
  • カウンセリングに保険は適用される?
  • カウンセリングは何回くらい行けばいい?

カウンセリングではどんなことをするの?

心理カウンセリングでは相談者とカウンセラーが対話し、悩みや不安の解決方法を探します。一人ひとりに合った治療を行い、自らの力で立ち直ることを目標とするのがカウンセリングです。

代表的なものとして、認知行動療法が挙げられます。認知行動療法とは、相談者の認知を正しく修正し、気持ちを楽にする心理療法です。他にもさまざまな心理療法があり、カウンセラーによって対処法は異なります。

心理カウンセリングを受けるメリットをより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

カウンセリングと治療の違いは?

カウンセリングと治療は、混同されやすいですが別のものです。

治療は医師のみが行う医療行為です。必要に応じて薬を使用した治療も行います。診断書の発行も医師にしかできません。

対して、カウンセリングは相談者と対話することで、悩みを解決に導きます。投薬治療や診断書の発行は行いません。

カウンセリングに保険は適用される?

カウンセリングは、基本的に保険が適用されません。

診療形式負担費用
カウンセリング自由診療費用は全て自己負担
診察保険診療6歳から70歳未満は費用の3割を自己負担(※1)
※1:70歳以上でも年収約370万円以上の場合は「現役並み所得者」とされるため、費用の3割を負担しなければならない。
それ以外は1割もしくは2割を負担する。

医師による治療は保険診療に分類されるため、ほとんどの場合保険が適用されます。対して、カウンセリングは自由診療とされることが多く、保険が適用されません。

カウンセリングは治療に比べて気軽に受けられるメリットがありますが、料金の負担が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

保険適用されるおすすめのオンラインカウンセリングを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

カウンセリングは何回くらい行けばいい?

カウンセリングに通う回数は、人によってさまざまです。

心の状態によっては一度で良くなる場合もあれば、数週間、数ヶ月かけて徐々に良くなることもあります。カウンセラーと相談しながら、適切な頻度で通うことが大切です。

まとめ

今回は、心理カウンセリングの選び方や、受ける手順について紹介しました。

心理カウンセリングは、うつ病などの症状がなくても日常的な悩みを相談できます。悩みを一人で抱え込む前に、一度相談してみてはいかがでしょうか。

まずは、本記事をもとに自分に合ったカウンセリング先を探してみてください。

なお、おすすめのカウンセリングを詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

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この記事を書いた人

岩野 もえのアバター 岩野 もえ Webライター

【プロフィール】
2024年6月より、Webライターとして活動を開始。読者をイメージしつつ、どのような言い回しやデータを使用すれば読みやすく正確な情報を届けられるかを意識しながら執筆に取り組んでいます。
【専門分野】
心と身体の健康/運動

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