「カウンセリングと相談は何が違うんだろう?」
「カウンセリングを受けようか迷う…」
「カウンセリング」と「相談」は、同じことだと捉えられがちですが、意味や行う内容・目的が異なります。
この記事では、カウンセリングと相談の違いをわかりやすく解説します。どんな人がカウンセリングを受けるべきかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- カウンセリングと相談は同じように思われているが、違いがある。
- カウンセリングは科学的根拠に基づいて答えを探すため、自分の悩みがわからない人に必要。
- 相談はわからないことをわかる人に聞くことで、自分の悩みを理解している人に必要。
カウンセリングと相談の違い
カウンセリングは、医師やカウンセラーが科学的根拠に基づいて、クライアントが悩みに対する答えを出せるように導くものです。
対して相談は、クライアントが抱えている悩みについて、相談を受ける側が自身の経験に基づいて答えを教えるものになります。ここでは、それぞれの意味を解説しながら、違いを詳しく解説します。
- カウンセリングとは
- 相談とは
カウンセリングとは
カウンセリングとは、医師やカウンセラーがクライアントの心の悩みを聞き、科学的根拠に基づいて心の専門家として解決方法を一緒に探ることをいいます。
カウンセリングでは、カウンセラーが答えを教えてくれたりアドバイスをしてくれたりすることは基本的にありません。悩みに対する答えはクライアント自身で見つけていくものだからです。カウンセラーは、クライアントが答えを導き出せるように手助けをします。
そしてカウンセラーは、自分の考えを押し付けるのではなく、クライアントが導き出したその答えを尊重します。
クライアントがカウンセラーの力を借りながら、自分で答えや解決方法を探っていくのがカウンセリングの在り方です。
相談とは
相談とは、クライアントが抱えている悩みについて、相談を受ける人自身の経験から答えやアドバイスをもらうことです。
人にはそれぞれ異なる人生経験があります。相談を受ける人が経験したことから答えやアドバイスをもらうため、人によってその内容は異なります。その答えやアドバイスの内容は、その人の主観からくるものです。そこに科学的根拠はなく、あくまで個人の経験からの答えになります。
相談では知らないことを知っている人に聞くという形が基本になります。相談を受ける人が経験したことがない場合、相談は成り立ちません。
クライアント自身が答えを探していくカウンセリングとは違い、聞いたことの答えを教えてもらうのが相談です。
カウンセリング・相談はどんな人に必要なのか
なかには、自分にカウンセリングや相談が必要なのか、判断できない人もいますよね。
そこで、ここからはカウンセリング・相談が必要な人の特徴をそれぞれ解説します。
- カウンセリングが必要な人の特徴
- 相談が必要な人の特徴
カウンセリングと相談が異なるように、それぞれを必要とする人にも違いがあります。相談場所を間違えると、自分が欲しいと思っていた答えにたどり着けません。
答えを得るためには、自分がどちらに向いた悩みを抱えているのかをしっかりと把握する必要があります。
カウンセリングが必要な人の特徴
カウンセリングが必要な人の特徴は、以下の通りです。
- 自分の悩みや考えが不明瞭な人
- 根本的な自己の問題の解決や自己理解、自分自身を見つめなおしたい人
- つらい気持ちを持っている人
- 話を聞いてもらい安心感を得たい人
自分の悩みや考えが不明瞭な人は、自分がどうしてこういった気持ちになるかわかっていないため、どこに相談したらいいかもわかりません。そのため、悩みを明確にし答えを探っていくカウンセリングが向いているといえるでしょう。
カウンセリングでは、自分の深層から自分では気づかなかった自分の考えや新たな問題などを導き出します。本来の自分を知ることで自分の成長に繋がるため、自己成長したい人にも必要です。
つらい気持ちを持っている人や話を聞いてもらい安心感を得たい人もカウンセリングを検討してみてください。カウンセラーたちは心の専門家です。安心感が欲しいというクライアントの心に寄り添ってくれます。
相談が必要な人の特徴
相談が必要な人の特徴は、以下の通りです。
- 自分の悩みを理解している人
- 自分の悩みの解決方法が知りたい人
- アドバイスや答えが欲しい人
自分の悩みを理解している人は、自分が何に悩んでいるかわかっています。そのため、カウンセリングは必要ありません。そういった方の次のステップは、悩みの解決に向けて動くことです。具体的なアドバイスや答えをくれる相談の対象になります。
自分で答えを探すのではなく、はっきりしている悩みに答えやアドバイスが欲しい場合が相談が適しているといえるでしょう。また、人の意見を参考にしたい人も相談を受けるといいです。相談では、有益な答えやアドバイスをくれます。
悩みが明確だと自身の考えを深堀する必要がないため、カウンセリングよりも相談が必要です。知りたいことが明確な場合は相談を利用しましょう。
手軽に心理カウンセリングを受けるなら
カウンセリングを受けてみたいけど、費用面が気になったり受けるのに緊張してしまったりしてためらってしまう人も多いでしょう。
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また、相談可能時間も長めなため、自分の都合がいい日程でカウンセリングを受けやすいです。
カウンセリングが気になる方は、まず気軽に受けられる無料のオンラインカウンセリングを利用してみるのもおすすめです。
こちらの記事では、おすすめの無料カウンセリングをご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
まとめ
「カウンセリング」と「相談」は違います。
カウンセリングは、カウンセラーが科学的根拠に基づいて、クライアントが自分で答えを出せるように手助けをします。悩みが不明瞭な人や自己成長をしたい人などに必要です。
相談では、クライアントが抱える悩みに対して、答えやアドバイスを直接与えます。悩みがわかっていて、答えなどが知りたい人に必要です。
それぞれの違いを理解して、自分に必要なのはどちらなのか判断しましょう。