カウンセリングが意味ない人の特徴!効果がない人の共通点や受け方

カウンセリングが意味ない人の特徴!効果がない人の共通点や受け方

「カウンセリングを受けてみたいけど、効果がなかったら嫌だな…」
「カウンセリングを受けても、意味がない人もいるのかな?」

心理カウンセリングを受けてみたい気持ちはあるものの、いざ受けて「意味がなかったらどうしよう…」と不安に思う方は多いですよね。

利用者の考え方によって、カウンセリングの、効果は大きく異なります。意味がない人がカウンセリングを受けても「効果がなかった…」と後悔しかねません。

そこで、今回はカウンセリングが意味ない人の特徴を紹介します。効果がない人の共通点やカウンセリングを受けるメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • カウンセリングは即効性を期待する人には向かない
  • 自己肯定感が低い人はカウンセリングがおすすめ
  • 迷う人は無料カウンセリングで試してみよう
目次

カウンセリングが意味ない人の特徴5つ

冒頭で触れたとおり、利用者の考え方によってカウンセリングは意味がなくなる場合があります。

そこで、さっそくカウンセリングが意味ない人の特徴を、5つにまとめて紹介します。

  • 即効性を期待する人
  • 考え方を変えたくない人
  • カウンセラーにすべて委ねる人
  • カウンセリングの効果を信じていない人
  • 自発的に受けていない人

即効性を期待する人

カウンセリングに即効性を求める人は、効果を感じづらくなる可能性があります。

カウンセリングは、悩みや問題を一瞬で解決するものではありません。アメリカの研究によると、最低11〜13回のセッションが必要だと言います。

カウンセリングは、自己理解を深め、時間をかけて問題解決へ導くものだと理解することが大切です。

特に、心の悩みが複雑な場合は、変化を感じるまでに時間がかかることがあります。そのためには、継続してカウンセリングを受ける必要があります。

即効性を求めて焦っている人は、本来の効果を得られず、カウンセリングの意味がなくなりかねません。

考え方を変えたくない人

考え方を変えたくない人は、カウンセリングの効果を感じにくい傾向があります。カウンセリングで効果を得るには、考え方の変化に対する柔軟な姿勢が必要です。

カウンセラーに相談すると、新しい視点から新たな考え方を提示されることがあります。例えば、マイナス思考に陥った人に対して自分を肯定するよう促すなどがあります。

しかし、現状の考え方が心地よく、変化を嫌う人にとっては受け入れ難いことです。長年の習慣や信念を守るために変化を拒む人もいますが、これは心理的な防衛機制の一環です。

現状を維持したい気持ちが強すぎると、新たな考え方を受け入れづらくなってしまいます。カウンセリングの効果を得るためには、現状から一歩踏み出す勇気が欠かせません。

カウンセラーにすべて委ねる人

カウンセリングで効果を得るには、受け手が積極的に取り組む姿勢が重要です。すべてをカウンセラー任せにしてしまうと、カウンセリングの意味がなくなりかねません。

カウンセラーに依存する人は、「カウンセラーが解決してくれる」と考える癖があります。カウンセラーに委ねる考え方では、全てが人任せになり、自分で問題解決する力が身につきません。

カウンセリングは相談とは異なり、利用者とカウンセラーが協力して進めるものです。自分の性格や考え方を徐々に理解し、解決策を練っていく必要があります。そのため、積極的な姿勢がなければ、期待する効果は得られません。

なお、カウンセリングと相談の違いについては別の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

カウンセリングの効果を信じていない人

カウンセリングの効果を信じていない人は、その効果を実感しづらくなります。

カウンセリングには、以下のような効果が期待されています。

カタルシス効果話すことで心が軽くなる効果
バディ効果カウンセラーに理解されることで孤独感が和らぐ効果
アウェアネス効果新たな気づきや解決の方向性を得る効果

上記3つの効果は、悩みを抱える人にとって大きな影響を与えます。しかし、カウンセリングを疑っている人には、効果が感じにくくなるのです。

たとえば、「どうせ話しても解決しない」と考えてカウンセリングを受けた場合はどうでしょう。ネガティブ思考でカウンセリングを受けても、対話の中で得られる気づきや共感を素直に受け入れられなくなります。

結果、カウンセリングの効果が感じられないまま終わってしまうのです。さらに、カウンセラーのアドバイスを疑いながら聞くと、意図が伝わりにくく、助言が活かせなくなります。

カウンセリングでは、効果を信じ、心を開く姿勢が重要です。信頼感がなければ、カウンセリングの効果を十分に引き出すことは難しいでしょう。

カウンセリングの効果については、こちらの記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

自発的に受けていない人

自発的な意欲がないと、カウンセリングは意味がありません。

家族や友人に勧められた人は、「なぜ受けなければならないのか」と疑問を持ちながら渋々受けています。そのため、カウンセリングに消極的な姿勢になりがちです。

受け身の姿勢では、対話を通して自分と向き合う意欲が不足します。結果としてカウンセリングの効果を感じにくくなります。

一方で、「自分にとって必要かもしれない」と前向きな気持ちで受ける場合、カウンセリングを通じた気づきや変化を実感しやすくなります。

カウンセリングが必要な人の特徴

なかには、本当にカウンセリングが必要なのか、判断できない人もいますよね。

そこでここからは、カウンセリングが必要な人の特徴を、3つにまとめて紹介します。

  • 自己肯定感や自尊心が低い人
  • 一人で悩みを抱え込む人
  • 薬物療法と休養だけでは改善しない人

特徴1:自己肯定感や自尊心が低い人

自己肯定感や自尊心が低い人には、カウンセリングが必要です。

自己肯定感が低いと、否定的な考えや行動が続いてしまい、自分に自信が持てなくなる悪循環に陥ります。カウンセリングでは、専門家と話すことで自分を客観的に見直し、前向きな考え方を身につけることが可能です。

たとえば、幼少期の経験や環境などが自尊心に影響している場合、その原因を知り、解決するための方法を学べます。

さらに、ポジティブな自己評価や小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ自信を高めることが可能です。

自己肯定感や自尊心が低い人は、カウンセリングで自己肯定感を高めてみませんか。

特徴2:一人で悩みを抱え込む人

一人で悩みを抱え込む人は、カウンセリングがおすすめです。

悩みや不安を抱えても、他人に相談できない人は少なくありません。しかし、誰かに悩みを打ち明けないと、心理的な負担が蓄積し、ストレスが大きくなります。

カウンセリングでは、専門家と対話することで状況を客観的に見直し、解決の糸口が見つかることも多いです。

例えば、誰にも話せなかった心の内を話すことで、カタルシス効果を感じられる可能性があります。また、カウンセラーの専門知識を活用し、具体的な解決策や対処法を教えてもらえることもあります。

悩みが深刻化する前にカウンセリングを受けて、心の健康を維持しましょう。

特徴3:薬物療法と休養だけでは改善しない人

薬物療法と休養だけでは改善が難しい場合、カウンセリングがおすすめです。

薬物療法は症状を和らげ、休養は心身を整える役割があります。しかし、どちらもうつ病や不安の原因そのものに働きかけるわけではありません。

一方、カウンセリングでは問題の背景や原因にじっくり向き合い、根本からの改善を目指します。さらに、ストレス管理や問題解決のスキルも学べるため、再発を防ぐ力を身につけられます。

また、薬物療法や休養だけで対処が難しいトラウマや対人関係の問題にもカウンセリングが効果的です。

薬物療法とカウンセリングは、どちらかが優れている訳ではありません。薬物療法とカウンセリングを併用することで、より効果的な治療が期待できます。

なお、カウンセリングが必要な人については別の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

カウンセリングを受ける3つのメリット

ここからは、カウンセリングを受けるメリットを、3つにまとめて紹介します。

  • 心が軽くなる
  • 症状や問題の改善に役立つ
  • ストレス対処法を習得できる

メリット1:心が軽くなる

カウンセリングを受けると、心が軽くなる効果があります。

悩みや問題を一人で抱え込んでいると、ストレスが蓄積されてしまいますよね。しかし、誰かに気持ちを打ち明けることで、心がスッキリする効果があるのです。

カウンセリングでは、1回につき約1時間じっくり話を聞いてもらえます。初めは「何を話せばよいのか分からない」と感じるかもしれません。しかし、カウンセラーが適切な質問を投げかけることで、自然に自分の気持ちを打ち明けられます。

打ち明けにくいことや辛い内容も、カウンセラーが受け止めてくれるため、安心して相談しましょう。

メリット2:症状や問題の改善に役立つ

カウンセリングは、悩みや症状を改善するための手段として効果的です。自分の気持ちを話すことで、悩みの原因や解決の方向性が見えてくることがあります。

たとえば、仕事のストレスで疲れている場合、無理をして頑張りすぎている自分に気づき、休むことの大切さを見直すきっかけになります。

また、人間関係で我慢を重ねている人にも効果的です。自分の意見を伝える方法を練習することで、相手と対等な関係を築く力がついていきます。

さらに、トラウマなど特定の症状には、EMDRといった専門技法がおすすめです。EMDRでは、辛い記憶の影響を軽減するサポートが受けられます。

カウンセリングには、症状や問題が改善されるメリットがあるため、悩んでいる人は相談してみましょう。

メリット3:ストレス対処法を習得できる

カウンセリングを受けると、ストレスへの対処法を身につけることができます。

カウンセラーとの対話を通じて、自分にとってのストレスの原因がはっきりし、解決策が見えてくるのです。これにより、今だけでなく将来のストレスにも対応できるようになります。

たとえば、リラックス方法や適度な運動を取り入れて、日常的にストレスを軽減する方法があります。また、怒りを上手にコントロールするアンガーマネジメントも、カウンセリングで習得可能です。

ストレス対処法を身に付けることで、ストレスと向き合う力を高め、生活をより快適にしましょう。

なお、カウンセリングを受けるメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています、ぜひ参考にしてください。

迷う人は無料カウンセリングを試してみよう

カウンセリングを受けるか迷っている方は、まず無料カウンセリングを試すことをおすすめします。実際に体験することで、カウンセリングの効果や自分に合うかどうかを判断しやすくなります。

無料カウンセリングは、気軽に利用できるうえに費用がかからないため、初めての方でも安心です。試してみることで、自分に合ったサポートが見つかるかもしれません。

カウンセリングに興味がある方は、こちらの記事を参考にして、無料の心理カウンセリングを探してみてください。無料の心理カウンセリングおすすめ7選の他にも、受ける際の注意点などを紹介しています。

まとめ

今回はカウンセリングが意味ない人の特徴などについて解説しました。

カウンセリングは、利用者の特徴によっては意味がなくなってしまいます。しかし、考え方を見直すだけで、効果を得られる可能性もあります。

この記事を読んでカウンセリングを受けようか悩んでいる人は、無料カウンセリングから試してください。自分に合ったサービスやカウンセラーに出会い、心の問題を解決しましょう。

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この記事を書いた人

サクのアバター サク フリーランスライター

【プロフィール】
2020年7月より、副業ライターとして活動を開始。読み手の気持ちに寄り添うことを大切にしています。読み終わった後に、読者の心が軽くなるようなやさしい記事を執筆できるよう取り組んでいます。2024年現在は本業を退職し、フリーランスライターとして活動中。
【専門分野】
心療、健康分野
【保有資格】
Webライター検定3級

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